2023年 09月 06日
関西訴訟(9/6)期日報告 |

皆様
原告小林雅子です。
9月6日(水)関西訴訟の傍聴へ行きました。
傍聴希望者と傍聴券の枚数が同数ということで、抽選にはなりませんでしたが、整理券配付の時間に遅れて来た方などもいて、午前中法廷は満席でした。
午前の尋問は、浪江町から奈良へ避難した男性でした。
震災の約2週間前に彼女と入籍し、小学校教師としても充実した日々を過ごしていた男性。そこに、震災と原発事故が起こります。詳しい経緯は割愛しますが、男性は、奈良県の教員採用試験を受け合格し奈良に避難しました。
その採用試験に関する東電と国の反対尋問が無礼極まりなく、『被災者特別枠があった方が受験しやすいから、受かりやすいから受験したのか』と、こうですよ💢💢💨 ご本人はもちろん、私も含め、傍聴していた人たちは、めちゃくちゃ腹が立ったと思います。
原告の男性は、その質問は、受験者全員に対する侮辱であると、怒りを滲ませながら反論されました。
裁判官に対し男性は、『福島で子どもを授かる、福島県で教師をする夢が大きく変わってしまった。被害をしっかり受け止めて、厳正な判断をして欲しい』と訴えました。
午後は本行先生の証人尋問からスタートです。
『放射線被ばくによる健康被害についての考察』と題して、「UNSCARE2020/2021報告書の問題点」「低線量被ばくの人体への影響について」「過剰診断論に対する反論」を分かりやすく説明してくださいました。
原告本人尋問は2人の方が証言されました。
1人目は、相馬市から大阪へ母子避難されている女性。
相馬では、ご本人、夫、お子さん2人の4人での生活。
ご本人は獣医師として、相馬市内の動物病院に勤務。夫の両親も同じ相馬市内に住んでいて、子育てを助けてもらっていた。原発事故が起こり、大阪へ避難。大阪出身の彼女に対し東電代理人は、「実家がある大阪の方が子育てしやすいから大阪へ来たのでは?」とまたまた失礼な質問。
私は、「実家に避難しちゃダメなんかい💢💢💨遠くに実家があれば、実家に避難するのは、当たり前だろが~💢」と叫びたいのをじっとこらえました。
原告女性が、国、東電、裁判官へ言いたいこととして、『避難者は、常に可哀想でいなきゃいじぇないのでしょうか?贅沢してはいけないのでしょうか?楽しんではいけないのでしょうか?』と言う訴えにとても共感し、なんとなく、自分より、ちょっと良い目をみていると思われる人、当然の権利を主張している人をバッシングするこの国の風潮に絶対に負けてはいけないなと思いました。
午後、2人目の方は、いわき市から家族で大阪へ避難された男性Sさん。
自宅は、原発から35キロ離れた場所にありました。知人の東電の知り合いが、「原発が大変なことになっている。」という話を聞いたこと、道端で東電の制服をみつけたこと(Sさんの会社の制服はシリアルNo.で管理されている。大企業の東電の制服も当然そのように管理されているはずなのに、道端に制服が落ちていたので、よほど大変なことがおきたのだと思ったそうです。)ヨウ素剤の配布(いわき市はヨウ素剤が配布された)等の理由で、以前仕事で住んでいたことのある大阪へ避難。
勤めていた会社から出社してくれと連絡が入り、一旦は、Sさんだけがいわき市に戻るも、会社にガイガーカウンターあり、毎日計測、高い数値が続き、福島では生活出来ないと判断し、勤めていた会社を辞め再び大阪へ戻る。
住んでいた自宅は売却した。
そんなSさんに対し、東電代理人は、『住宅ローンは完済出来たか? 完済していくらか黒字になったのでは?』とSさんに損害は無かったと言うような質問。私は、被告代理人が質問する度に血管がブチキレそうになりますが、そんな、被告代理人の意地悪な質問にも、Sさんは、冷静に反論されていました。
Sさんは、東電に対して『津波の対策をきちんとしていたら事故は起きなかった。国に対して『監督義務あった。対策をきちんとするよう指導して欲しかった』と訴えました。
閉廷後、弁護士会館で行われた報告集会に参加し、支援の菊池さんと、9月26日の期日と裁判所1周200人パレードの告知をしました。
以上、簡単ではありますが、関西訴訟傍聴の報告でした。
小林雅子🍀
by shien_kyoto
| 2023-09-06 00:00
| 関西訴訟(大阪地裁)
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