2017年 04月 06日
原発賠償京都訴訟 第25回期日の感想 |
みなさま
支援する会事務局の上野と申します。
3月29日の第25回期日の報告集会で参加者の方に書いてもらった感想アンケートの内容を紹介します。
【原告本人尋問についての感想】
◆オープン直後のお好み焼き店をつぶされ、陶器制作やパティシエ、ブルーベリー農園の夢を奪われ等々、原発事故のもたらした残酷さが具体的に明らかにされて、迫力ある尋問、訴えでした。いわき市から避難されている原告の方が、自宅周辺3ヶ所の線量を明示されましたが、モニタリングポストのいい加減さが対照的に明らかにされたと思います。
◆7人の原告の皆さんの大切な人生が台なしになってしまった無念さと大変さを様々なお話から感じました。東電や国側の尋問は重箱の隅をつつく様なことばかりで、腹が立ちます。
◆当人さんはとてもしんどい事を聞かれるのですからつらいと思いますが、私はほとんど聞こえませんでした。皆に聞こえるようにマイクを使ってほしかった。
◆今日の被告の質問は群馬地裁の判決を意識してか、お金の事ばかり言ってたように思います。国の弁護士はもう質問する論点を見つけられないように思います。ダラダラと質問するのはやめてほしいですね。
◆今日も普段なかなかお会いできない原告の皆さんのお話を聴け、よかったです。遠方からもご参加され、お疲れ様でした。
◆原告一人ひとりの方がどんな形で故郷から離れたのか、今までの生活がどうだったのか、よく伝わって泣けました。自分が当事者であったら同じように悩んだと思います。子どもの健康を考えるという気持ちは沖縄で声を上げている、子どもや孫のために頑張っている人たちと同じだ思いであると思います。ねぎる話しか、東電と国はしてへんと思いました。(一人の人間として、もし自分だったらと思うと、つらいという気持ちになる事ってないのでしょうかね。)
◆様々なお仕事をされていた人たちが、仕事と生活を奪われたことがひしひしと伝わってきました。国、東電が、その被害を損害金額にのみ表現しようとしていることに割り切れない思いがしました。
◆それぞれの仕事に生きがいを持っていた方々の無念さを感じて、何度も涙がにじみました。これらの方々が充実した人生をこれからも送れるように応援したいと思います。反対尋問がくだらなかったです。でもおかげで、みなさまの実態がかえってはっきりした感じです。
◆長かった~。原告さんはえらかった。プライバシーに立ち入り過ぎる。
◆国と東電は、まず事故を起こした張本人でること、事故がなければ今回のような避難生活、失業、精神的な苦痛、経済的な苦痛はなかったということを認識・自覚し、まず心からの謝罪を求めたい。本来であれば、国と東電が対応すべきモニタリングポストのデータや避難判断を住民に求めるのはやめてほしい。
◆賠償を国や東電が低くしたがっているように見える。原告の人達は高く正しく申告できていないと思います。国、東電は避難の権利を認め、5年分の費用を払うべきです。原発事故がなければ福島から出なくてすんだのですから、心配しなくても済んだのですから、これからも生活の援助を求める人には応えてほしいと思います。
◆改めて原告の方、お一人お一人が過酷な体験をされたのだなあと思いました。「人生を狂わされた」、仕事を奪われ、「手足をもぎとられたような気持ち」など、胸につまるような気持ちになりました。避難されても心が休まらなかった、という言葉など、国や東電はきちんと受け止めているのか、「心の痛みを感じているのか」と思います。
◆原告に対して、被告側がまるで被告を取り調べるみたいに追及してくるのはとんでもないと思います。あなたたちは被告なんだ!と叫びたいです。
◆いわき市のブルーベリー農家の原告の証言で、人生の大半をいったん失ったことを私は実感した。裁判官も感じ入ってくれたことを望む。左腕を切断した方、子どもの健康被害、福島市内のすごく高い線量などリアルで驚く内容が多かった。放射線量をしっかり訴えていたのも大事だと思う。
◆皆様、お疲れ様でした。被告側尋問をお聞きしていると、ここまで聞くの?こんなこと聞いてどうなん?と思うこともありました。陳述書に書いたことを覚えていないのが当たり前の私など、よくぞ頑張って答えられると思いました。やはり、あの苦しい、厳しい6年間の体験からくる思いの強さだろうと思いました。
◆長い細かい尋問に対して原告の皆さん、ご苦労さまでした。東電、国権力側は人間性を無視して、冷たい質問ばかりしていました。
◆声が小さくて聞こえないので、もっとマイクに近づいて話してほしい。また弁護士、原告の方もできるだけ大きな声で話してほしい。
◆子どもが出入りしすぎるのが印象的にも良くないのでは。法廷だということを理解して、静かにできないのであれば、別室で過ごすとかしてほしい。
◆裁判官からのルールについて弁護団の申し入れが受け止められているのだろうと受け止めました。それにしても、ちまちまと本論から外れたところでしつこく責めてくるのですね。国は放射線量に執ようにこだわってきていました。福島県内では当初各市町の様々な場所で測られてTV、ラジオ、新聞で常に流されていました。当時の番組表にも今日の線量と書かれていた様に思いますので、当時の新聞をぜひ調べて下さい。原告が気にする以前に社会的な関心事でしたので。浜通りは別の時間帯でした。何から避難したか―放射線からの被ばくから逃れてきたのだということが少しあいまいな部分があって気になりました。今でも原発はそのままで放射性物質は出続けている。還れる状態ではないことがあいまいで
、当時のことだけ意識的に裁判官にすりこもうとしているのではと危機感を持ちました。(関西訴訟原告)
【原告への応援メッセージ】
◆裁判の傍聴と報告集会に何度も参加する度に色々な現状を知ることができたので、友人・知人にも伝えて、傍聴を誘い続けます。私は応援し続けます。くれぐれも体調に気を付けてくださいね。
◆3・11は忘れていません。原発事故が原因ですから応援しています。
◆徐々に受け答えが上手になっておられて、すばらしいです。
◆長引く避難生活の中、裁判へのご参加、証言も大変かと思いますが、傍聴席はもちろん、いろんな支援ができればと思います。法廷の証言台の短い時間ではなかなか全てを伝え切れないと思いますので、ぜひお越し頂ける時は、尋問の雰囲気や、支援者へも避難の実態や想いを語って頂ければと思います。
◆2回しか来れてなくてすみません。お疲れ様でした。少しでも署名を協力してもらえるようにしたいです。過去の事を正確に思い出す事は難しいと思います。いろんなその時その時の思いもフラッシュバックすると思いますし、緊張されているので反対尋問は大変だと思います。傍聴席から皆で応援していると思って下さい。
◆今日証言いただいたお話を地元の人に伝え、福島原発事故とはこういうことだと伝えていきたいと思います。答えにくいことも答えられて、大変だったと思います。お疲れ様でした。
◆避難する権利が認められないと、明日は我が身になると、一般市民の私もひしひしと感じています。
◆大変でしょうあが頑張って下さい。私もですが、一緒に。
◆そうでなくても辛くて大変な中での証言、頭が下がります。貝泊(かいどまり)で事業をされていた方の証言で、事業所が避難所になってしまった事に対する複雑な心境は想像を超えるものがあります。
◆大変ですが勝利をつかむまで共にガンバリますから一緒に参加させて下さい。
◆勇気をもって原告になられた方々に本当に敬意を払います。当事者の方々の言葉は重みがあり、胸に迫ります。
◆したたかに、ねばり強く、子らの未来のために進んでください。共に進んでまいりたいと思います。
◆個別の損害賠償額を値切るための反対尋問が多い中、領収書やメモがなくても「費用がかかった」と自信を持って証言してください。(民間会社の裁判では、実にくだらない項目の請求を平気でやっているので、一市民の控えめの請求はそれよりずっと根拠、常識に沿っています。)
◆細かいところまで聞かれ、答えるのが大変な中で、よく最後まで頑張っておられると、いつも思います。何度お聞きしても、その都度原告の皆様の立場、知らされない部分を積み重ねている自分を感じます。私自身が、支援者としてもますます頑張らなければという気持ちを持ちました。頑張りますので、原告さんは思いを素直に述べてください。
◆皆の力で勝つまで頑張りましょう。
◆しつこい質問にもめげず頑張ってほしいです。プライバシー丸裸になることに傷付きますが、頑張っぺ!いづれ行く道。みなさんの頑張りをしっかり受け止めて行きます。(関西訴訟原告)
支援する会事務局の上野と申します。
3月29日の第25回期日の報告集会で参加者の方に書いてもらった感想アンケートの内容を紹介します。
【原告本人尋問についての感想】
◆オープン直後のお好み焼き店をつぶされ、陶器制作やパティシエ、ブルーベリー農園の夢を奪われ等々、原発事故のもたらした残酷さが具体的に明らかにされて、迫力ある尋問、訴えでした。いわき市から避難されている原告の方が、自宅周辺3ヶ所の線量を明示されましたが、モニタリングポストのいい加減さが対照的に明らかにされたと思います。
◆7人の原告の皆さんの大切な人生が台なしになってしまった無念さと大変さを様々なお話から感じました。東電や国側の尋問は重箱の隅をつつく様なことばかりで、腹が立ちます。
◆当人さんはとてもしんどい事を聞かれるのですからつらいと思いますが、私はほとんど聞こえませんでした。皆に聞こえるようにマイクを使ってほしかった。
◆今日の被告の質問は群馬地裁の判決を意識してか、お金の事ばかり言ってたように思います。国の弁護士はもう質問する論点を見つけられないように思います。ダラダラと質問するのはやめてほしいですね。
◆今日も普段なかなかお会いできない原告の皆さんのお話を聴け、よかったです。遠方からもご参加され、お疲れ様でした。
◆原告一人ひとりの方がどんな形で故郷から離れたのか、今までの生活がどうだったのか、よく伝わって泣けました。自分が当事者であったら同じように悩んだと思います。子どもの健康を考えるという気持ちは沖縄で声を上げている、子どもや孫のために頑張っている人たちと同じだ思いであると思います。ねぎる話しか、東電と国はしてへんと思いました。(一人の人間として、もし自分だったらと思うと、つらいという気持ちになる事ってないのでしょうかね。)
◆様々なお仕事をされていた人たちが、仕事と生活を奪われたことがひしひしと伝わってきました。国、東電が、その被害を損害金額にのみ表現しようとしていることに割り切れない思いがしました。
◆それぞれの仕事に生きがいを持っていた方々の無念さを感じて、何度も涙がにじみました。これらの方々が充実した人生をこれからも送れるように応援したいと思います。反対尋問がくだらなかったです。でもおかげで、みなさまの実態がかえってはっきりした感じです。
◆長かった~。原告さんはえらかった。プライバシーに立ち入り過ぎる。
◆国と東電は、まず事故を起こした張本人でること、事故がなければ今回のような避難生活、失業、精神的な苦痛、経済的な苦痛はなかったということを認識・自覚し、まず心からの謝罪を求めたい。本来であれば、国と東電が対応すべきモニタリングポストのデータや避難判断を住民に求めるのはやめてほしい。
◆賠償を国や東電が低くしたがっているように見える。原告の人達は高く正しく申告できていないと思います。国、東電は避難の権利を認め、5年分の費用を払うべきです。原発事故がなければ福島から出なくてすんだのですから、心配しなくても済んだのですから、これからも生活の援助を求める人には応えてほしいと思います。
◆改めて原告の方、お一人お一人が過酷な体験をされたのだなあと思いました。「人生を狂わされた」、仕事を奪われ、「手足をもぎとられたような気持ち」など、胸につまるような気持ちになりました。避難されても心が休まらなかった、という言葉など、国や東電はきちんと受け止めているのか、「心の痛みを感じているのか」と思います。
◆原告に対して、被告側がまるで被告を取り調べるみたいに追及してくるのはとんでもないと思います。あなたたちは被告なんだ!と叫びたいです。
◆いわき市のブルーベリー農家の原告の証言で、人生の大半をいったん失ったことを私は実感した。裁判官も感じ入ってくれたことを望む。左腕を切断した方、子どもの健康被害、福島市内のすごく高い線量などリアルで驚く内容が多かった。放射線量をしっかり訴えていたのも大事だと思う。
◆皆様、お疲れ様でした。被告側尋問をお聞きしていると、ここまで聞くの?こんなこと聞いてどうなん?と思うこともありました。陳述書に書いたことを覚えていないのが当たり前の私など、よくぞ頑張って答えられると思いました。やはり、あの苦しい、厳しい6年間の体験からくる思いの強さだろうと思いました。
◆長い細かい尋問に対して原告の皆さん、ご苦労さまでした。東電、国権力側は人間性を無視して、冷たい質問ばかりしていました。
◆声が小さくて聞こえないので、もっとマイクに近づいて話してほしい。また弁護士、原告の方もできるだけ大きな声で話してほしい。
◆子どもが出入りしすぎるのが印象的にも良くないのでは。法廷だということを理解して、静かにできないのであれば、別室で過ごすとかしてほしい。
◆裁判官からのルールについて弁護団の申し入れが受け止められているのだろうと受け止めました。それにしても、ちまちまと本論から外れたところでしつこく責めてくるのですね。国は放射線量に執ようにこだわってきていました。福島県内では当初各市町の様々な場所で測られてTV、ラジオ、新聞で常に流されていました。当時の番組表にも今日の線量と書かれていた様に思いますので、当時の新聞をぜひ調べて下さい。原告が気にする以前に社会的な関心事でしたので。浜通りは別の時間帯でした。何から避難したか―放射線からの被ばくから逃れてきたのだということが少しあいまいな部分があって気になりました。今でも原発はそのままで放射性物質は出続けている。還れる状態ではないことがあいまいで
、当時のことだけ意識的に裁判官にすりこもうとしているのではと危機感を持ちました。(関西訴訟原告)
【原告への応援メッセージ】
◆裁判の傍聴と報告集会に何度も参加する度に色々な現状を知ることができたので、友人・知人にも伝えて、傍聴を誘い続けます。私は応援し続けます。くれぐれも体調に気を付けてくださいね。
◆3・11は忘れていません。原発事故が原因ですから応援しています。
◆徐々に受け答えが上手になっておられて、すばらしいです。
◆長引く避難生活の中、裁判へのご参加、証言も大変かと思いますが、傍聴席はもちろん、いろんな支援ができればと思います。法廷の証言台の短い時間ではなかなか全てを伝え切れないと思いますので、ぜひお越し頂ける時は、尋問の雰囲気や、支援者へも避難の実態や想いを語って頂ければと思います。
◆2回しか来れてなくてすみません。お疲れ様でした。少しでも署名を協力してもらえるようにしたいです。過去の事を正確に思い出す事は難しいと思います。いろんなその時その時の思いもフラッシュバックすると思いますし、緊張されているので反対尋問は大変だと思います。傍聴席から皆で応援していると思って下さい。
◆今日証言いただいたお話を地元の人に伝え、福島原発事故とはこういうことだと伝えていきたいと思います。答えにくいことも答えられて、大変だったと思います。お疲れ様でした。
◆避難する権利が認められないと、明日は我が身になると、一般市民の私もひしひしと感じています。
◆大変でしょうあが頑張って下さい。私もですが、一緒に。
◆そうでなくても辛くて大変な中での証言、頭が下がります。貝泊(かいどまり)で事業をされていた方の証言で、事業所が避難所になってしまった事に対する複雑な心境は想像を超えるものがあります。
◆大変ですが勝利をつかむまで共にガンバリますから一緒に参加させて下さい。
◆勇気をもって原告になられた方々に本当に敬意を払います。当事者の方々の言葉は重みがあり、胸に迫ります。
◆したたかに、ねばり強く、子らの未来のために進んでください。共に進んでまいりたいと思います。
◆個別の損害賠償額を値切るための反対尋問が多い中、領収書やメモがなくても「費用がかかった」と自信を持って証言してください。(民間会社の裁判では、実にくだらない項目の請求を平気でやっているので、一市民の控えめの請求はそれよりずっと根拠、常識に沿っています。)
◆細かいところまで聞かれ、答えるのが大変な中で、よく最後まで頑張っておられると、いつも思います。何度お聞きしても、その都度原告の皆様の立場、知らされない部分を積み重ねている自分を感じます。私自身が、支援者としてもますます頑張らなければという気持ちを持ちました。頑張りますので、原告さんは思いを素直に述べてください。
◆皆の力で勝つまで頑張りましょう。
◆しつこい質問にもめげず頑張ってほしいです。プライバシー丸裸になることに傷付きますが、頑張っぺ!いづれ行く道。みなさんの頑張りをしっかり受け止めて行きます。(関西訴訟原告)
by shien_kyoto
| 2017-04-06 00:05
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