2017年 02月 18日
第23回期日に対するコメントの紹介 |
みなさま、支援の宗川です。
年20ミリシーベルトでも帰れという根拠についてです。
国や福島県は、いま、年20ミリシーベルト以下になった地域には住民は帰れ、と言っています。しかし、原子炉等規制法や放射線障害防止法では、発電所外や施設外に排出する放射線量を年1ミリシ-ベルト以下にするように厳しく定めてられています。これに違反すると3年以下の懲役もしくは300万以下の罰金が科せられます。この法律は、当然、福島原発事故以降の今でも有効です。
では、なぜ、年20ミリがまかり通っているのか。
3.11の福一原発事故を受けて、内閣総理大臣は、原子力災害対策特別措置法に基づいて原子力緊急事態宣言を発しました。緊急事態宣言によって、福一に対しては原子炉等規制法や放射線障害防止法を適用しなくとも良いことになり、内閣総理大臣は被ばく限度を年20ミリに 定めたのです。そしてこの緊急事態宣言は現在も解除されていません。
つまり、福一から放出される放射線量に関しては、放射線被ばくの基準値は年20ミリなのです。福一から出る放射能に限って、その被ばく限度は、沖縄だろうが北海道だろうが、日本中何処に行っても年20ミリなのです。福島県だけのことではありません。
一方で、福一以外の原子炉から放出される放射線量は、相変わらず、年1ミリ以下でなければならない、という奇妙なことになっています。
ところで、環境省は、「原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法」に基づいて福一放射能残土の基準を8000ベクレル/kgにしました。原子炉等規制法に基づけば100ベクレル/kgでなけ ればならないことになっています。福一放射能はこれまでの基準の適用外にされ、日本中にばらまかれようとしています。
環境省は、放射性廃棄物に含まれる放射性セシウムについて、「100ベクレル/kgは『廃棄物を安全に再利用できる基準』であり、8000ベクレル/kgは『廃棄物を安全に処理するための基準』です。」と説明しています。あきれてものも言えません。
ことほど左様に、今の日本には放射線被ばくに関して二重基準が存在するのです。
福一の放射能はほかの原発の放射能より安全とでも言うのでしょうか。オカシイと思いませんか。
年20ミリシーベルトでも帰れという根拠についてです。
国や福島県は、いま、年20ミリシーベルト以下になった地域には住民は帰れ、と言っています。しかし、原子炉等規制法や放射線障害防止法では、発電所外や施設外に排出する放射線量を年1ミリシ-ベルト以下にするように厳しく定めてられています。これに違反すると3年以下の懲役もしくは300万以下の罰金が科せられます。この法律は、当然、福島原発事故以降の今でも有効です。
では、なぜ、年20ミリがまかり通っているのか。
3.11の福一原発事故を受けて、内閣総理大臣は、原子力災害対策特別措置法に基づいて原子力緊急事態宣言を発しました。緊急事態宣言によって、福一に対しては原子炉等規制法や放射線障害防止法を適用しなくとも良いことになり、内閣総理大臣は被ばく限度を年20ミリに 定めたのです。そしてこの緊急事態宣言は現在も解除されていません。
つまり、福一から放出される放射線量に関しては、放射線被ばくの基準値は年20ミリなのです。福一から出る放射能に限って、その被ばく限度は、沖縄だろうが北海道だろうが、日本中何処に行っても年20ミリなのです。福島県だけのことではありません。
一方で、福一以外の原子炉から放出される放射線量は、相変わらず、年1ミリ以下でなければならない、という奇妙なことになっています。
ところで、環境省は、「原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法」に基づいて福一放射能残土の基準を8000ベクレル/kgにしました。原子炉等規制法に基づけば100ベクレル/kgでなけ ればならないことになっています。福一放射能はこれまでの基準の適用外にされ、日本中にばらまかれようとしています。
環境省は、放射性廃棄物に含まれる放射性セシウムについて、「100ベクレル/kgは『廃棄物を安全に再利用できる基準』であり、8000ベクレル/kgは『廃棄物を安全に処理するための基準』です。」と説明しています。あきれてものも言えません。
ことほど左様に、今の日本には放射線被ばくに関して二重基準が存在するのです。
福一の放射能はほかの原発の放射能より安全とでも言うのでしょうか。オカシイと思いませんか。
by shien_kyoto
| 2017-02-18 00:20
| 期日
|
Comments(0)