2014年 06月 21日
原発賠償さいたま訴訟第1回期日&支援する会結成報告 |
原発賠償さいたま訴訟支援する会の北浦さんから、第1回期日と集会の報告をいただきましたので、ブログに掲載させていただきます。
****第1回期日と集会報告*****
第1回期日においては、
まず、被害者・原告の意見陳述が行われました。
わけも分からず避難させられ、しかもそこは、放射性物質が多く降り注いだところだったこと、避難所生活の苛酷さ、さいたまスーパーアリーナにやっとの思いで避難してきたこと、帰れることが叶わなくなったこと、ふるさとの美しい自然と共にあった暮らしを思い出すと、それはまさに生きがいだったこと、それらのことが、とつとつと語られ、その苦難、悔しさ、哀しい思いがひしひしと伝わりました。
続いて行われた原告側代理人の松浦弁護士の意見陳述では、
福島原発事故を発生させた責任が国と東電にあるということを法的に明らかにすることがこの訴訟の目的であること、事故の重大性、原告らの被害の甚大さ、国と東電は福島原発の安全性に疑念が生じていた時点でその運転を停止させるべきだったこと、そして、大飯原発の判決文を引用し、国と東電の責任を厳しく糾弾
するものでした。
続けて、国の答弁書が、全く不十分で、理由を述べていないこと、認否さえしていない点が多々あることを指摘し、きちんとした答弁をするよう求める求釈明が行われました。
これに対して、国の対応の無責任さが際立ちました。
ぼそぼそと、書面の提出の期日を決めることさえも渋る態度には本当に驚きました。
裁判長もさすがに、これに対しては対応をするよう促し、やっと次回期日が決まるという始末でした。
東電の代理人はこの間、ヒトコトも発せず。
この無責任な対応を心に焼き付けておきたいと思います。
そして、次回期日は、9月24日午後3時から、となりました。
次回もまた、傍聴席を満席にしましょう。
今回駆けつけてくださったみなさま、今回来られなかった方も是非、次回期日においでくださいますようお願いいたします。
続けて行われた報告集会では、原告の方々が裁判に対する思いを語り、弁護団から訴訟進行について、丁寧な説明がありました。
参加者からの質疑にも十分にお答えいただき、理解が深まりました。
結成集会では、支援する会から趣旨説明をさせていただき、呼びかけ人のおひとりで、傍聴から駆けつけてくださった井戸川克隆さんから、今の悔しい思い、国と東電に対する怒り、被害者の苦難を訴えるご挨拶をいただきました。
続けて役員、規約を満場一致の拍手でご了承いただきました。
また、神奈川訴訟を支援する会事務局長・原告団長も駆けつけて下さり、連携の呼びかけがありました。
長い時間を最後までお付き合いいただいた皆さまに心から感謝いたします。
報告も長くなってしまいました。
これから長い裁判の歩みが始まります。
原告団・弁護団とともに、この裁判が正義の判決を得るまで、しっかりと共に歩んでいきたいと思っています。
皆さまの温かいご支援に心から感謝いたします。そして、支援の輪を広げていきましょう。
これからも引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
福島原発さいたま訴訟支援する会
北浦恵美
ご連絡は下記までお願いいたします。
Email:apply@fukusaishien.com
****第1回期日と集会報告*****
第1回期日においては、
まず、被害者・原告の意見陳述が行われました。
わけも分からず避難させられ、しかもそこは、放射性物質が多く降り注いだところだったこと、避難所生活の苛酷さ、さいたまスーパーアリーナにやっとの思いで避難してきたこと、帰れることが叶わなくなったこと、ふるさとの美しい自然と共にあった暮らしを思い出すと、それはまさに生きがいだったこと、それらのことが、とつとつと語られ、その苦難、悔しさ、哀しい思いがひしひしと伝わりました。
続いて行われた原告側代理人の松浦弁護士の意見陳述では、
福島原発事故を発生させた責任が国と東電にあるということを法的に明らかにすることがこの訴訟の目的であること、事故の重大性、原告らの被害の甚大さ、国と東電は福島原発の安全性に疑念が生じていた時点でその運転を停止させるべきだったこと、そして、大飯原発の判決文を引用し、国と東電の責任を厳しく糾弾
するものでした。
続けて、国の答弁書が、全く不十分で、理由を述べていないこと、認否さえしていない点が多々あることを指摘し、きちんとした答弁をするよう求める求釈明が行われました。
これに対して、国の対応の無責任さが際立ちました。
ぼそぼそと、書面の提出の期日を決めることさえも渋る態度には本当に驚きました。
裁判長もさすがに、これに対しては対応をするよう促し、やっと次回期日が決まるという始末でした。
東電の代理人はこの間、ヒトコトも発せず。
この無責任な対応を心に焼き付けておきたいと思います。
そして、次回期日は、9月24日午後3時から、となりました。
次回もまた、傍聴席を満席にしましょう。
今回駆けつけてくださったみなさま、今回来られなかった方も是非、次回期日においでくださいますようお願いいたします。
続けて行われた報告集会では、原告の方々が裁判に対する思いを語り、弁護団から訴訟進行について、丁寧な説明がありました。
参加者からの質疑にも十分にお答えいただき、理解が深まりました。
結成集会では、支援する会から趣旨説明をさせていただき、呼びかけ人のおひとりで、傍聴から駆けつけてくださった井戸川克隆さんから、今の悔しい思い、国と東電に対する怒り、被害者の苦難を訴えるご挨拶をいただきました。
続けて役員、規約を満場一致の拍手でご了承いただきました。
また、神奈川訴訟を支援する会事務局長・原告団長も駆けつけて下さり、連携の呼びかけがありました。
長い時間を最後までお付き合いいただいた皆さまに心から感謝いたします。
報告も長くなってしまいました。
これから長い裁判の歩みが始まります。
原告団・弁護団とともに、この裁判が正義の判決を得るまで、しっかりと共に歩んでいきたいと思っています。
皆さまの温かいご支援に心から感謝いたします。そして、支援の輪を広げていきましょう。
これからも引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
福島原発さいたま訴訟支援する会
北浦恵美
ご連絡は下記までお願いいたします。
Email:apply@fukusaishien.com
by shien_kyoto
| 2014-06-21 09:51
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